parfaitmania's diary

心が動いたときの記録 

パフェの続きのマカロン #srecette

🍓2021/4/10 srecette 25th Parfait 『Soupir』 溜め息

🍋パフェ翌日のマカロン『レモン』

レモンを世界一美味しく変身させたみたいな食べものだった。
ひとくち食べた瞬間に、身震いした。手をバタバタ、目をパチパチ。口の中で味が広がるあいだ、美味しさの衝撃に固まっていた。たったふたくちでもうこの手からなくなってしまい、あれ?夢だった?と、芝居のように頬をパンパンした。現実だった。昨日のSoupirさんのレモンゼストの香りがここに漂っているような、これは昨日のパフェの続きかな?と思った。
過去の作品でのレモン使いも思い出し、いや、srecetteさんの作品はずっと続いているのだと再認識した。

カロンでこんなにも高揚したのは初めてです

ツイている日の『Contour』 #srecette

2019/4/7 srecette 16th Parfait 『Contour』

食体験をして長文を綴ったのはこれが初めてだった。記録せずにはいられなくて。今読み返すと青くて恥ずかしいけれど、いつだってこのしあわせを、しあわせになれた自分を 思い出せるように。

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輪郭 パフェ 休日 しあわせの記録

夕方 美容院のあと もうギリギリかなと思ってタクシーを捕まえた
運転手は感じの良いお姉さん 今日はツイてるかもしれない

分厚いお店の扉 開けるときはいつもわくわくする
パフェはまだありますか?と聞いたら、ウェイターのお兄さんが今日はもう終わってしまって…と言い 悲しみにくれかけたところにsrecetteさんが飛んできて、出せます!ラストの1本です!と言ってくれた 嬉しくて心が飛び跳ねた ラッキー!やっぱり私今日ツイてる!と思った

席はキッチンが見えるハイテーブルを選ぶ 今から私のための1本のパフェが作られるんだ なんて贅沢なの
作っている最中、他のお客さん2人がキッチンの前に立って撮影しはじめる 私の視界からパフェを遮る それは私のためのパフェなのに…‼︎ でもこの空間にいられることがしあわせだから優雅に待つのだ もう少しでできあがりそうな様子がちらりと見える レモンの皮を削っているのがとても綺麗 テーブルにスプーンが運ばれる どきどき デートの待ち合わせみたい そしてついに完成
本日ラストの1本です、とsrecetteさんが自ら運んでくださった うれしいですと心から言う 食べてもらえて嬉しいですと返ってくる 優しい世界 パフェの紹介をしてもらう 会いたかったよとその姿を写真に収める そしてついにスプーンを入れる すごくドキドキしている レモンのアイス…わぁ! イチゴ、クリーム、メレンゲ、こんなところにジュレがいる! 美味しくてうれしくてにやけてしまう ひとつひとつのパーツに出会うたび、君は何だい?と話しながら進めていく物語だ 最初に全てを説明しないのはsrecetteさんの仕掛けだろうな 今回は下にアイスが3つ入っている! このアールグレイのアイス、大人の味 おいしい 今まで食べた紅茶アイスの中で一番おいしい! これはクリームチーズ?あっレモンクリームさんもいる!これ大好きなやつ! でも、もう終わりが近い… さみしい、終わってほしくない デートの別れ際みたい ゼリー、クランブル、アイスの溶けたの、最後まで味わって愛おしい気持ちでいただく

あっという間のデートは終わった… あんなに会いたかったのに、あの子はもうここにはいなくて… でも、私たちは終わりじゃない 思い返してドキドキできる思い出がこれからはじまる
キッチンの奥のほうにあの子を生んだsrecetteさんがいてまだ緊張が解けない ドリンクをいただいて ここではゆっくりせずに出よう 自分の現実に戻ってからこの思い出を反芻したいんだ

お店を出るときに店員さんがやってきて これ、srecetteさんからお土産です と小さなお菓子を手渡される え、そんな、うれしい!勝手にラブレターをもらった気になる またドキドキする そういえばパフェグラスのコースターも今日は大切に持ち帰ってきたんだ 裏にこっそりsrecetteさんが日付とナンバーを入れてくださったのを見逃さなかった

今日はほんとうにツイている 駅までの道のり 満面の笑みで夜風にふかれる srecetteさんのパフェは一期一会 あの子に会うことはきっともうできないけれど 今日の弾むような心の動き あの子の姿 夜の匂い…
記憶の大事なところへ大事にとっておく とあるしあわせな休日のはなし。

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楽しい夏とスイカではないタネ🍉『Piège』 #srecette

『Piège』2020/9/21(当時日記に書いたままの文章です)

今年は夏らしいことできなかったなぁと思っていたところに、新作のお知らせ。なんとスイカのパフェ!スイカも夏も大好きなわたしはぜったいに逃してはいけない!これに出会わなければわたしの夏は終われない!と意気込む。はらはらするチケット争奪戦、無事にゲットできて心が跳ねる。

当日、夕方の予約にむけお腹のコンディションを整えるため、パフェの時間にあわせて食事などする。この夏とっておきの服に身を包み、いざ渋谷へ。お店の扉を開けるときはいつも緊張する。レジ横に額装してあるPiègeちゃんのポスターが。かわいい!
今日は奥のテーブルへ案内される。ハイテーブルからの眺めがいちばん好きだけど、今日はsrecetteさんを斜め後ろから見られるから緊張しない。見ている方が緊張するって何か変だけれど、これは恋なのだ。fab パフェにはいつもひとりで行く。だってパフェとデートなんだもん。

srecetteさんが今朝パフェにあうドリンクをツイートしていたので、スプリングジャスミンを飲みながら待つ。心が浮ついている。
コースターとパフェの紹介プレートが出される。かわいい!そしてコースターは紙ではなくなり、ロゴの下にfabulous sweetsと書いてある。ぴったりだ。srecetteさんがつくりだすものは本当にファビュラスなの。
srecetteさんがパフェを組み立てている。タイミングによっては2,3本同時のときもあるけれど、今回は1本だけ。わたしのためだけに作られていると思うと、ドキドキが高まってくる。
そして、Piègeちゃんとご対面。かわいい。かわいい。はぁ、かわいい。
トップのソルベの上に何も載っていないの珍しいなぁ。すいか!すいかをかじった時の青みを感じる。メレンゲ、かわいくて甘くて愛おしい花びらちゃん。わたしはメレンゲの下のクレームシャンティがいつも大好き。アイスに近い部分は少し固まっているのも好き。茶色いソルベ、なんだろう…お茶!かわったお茶だ!前srecetteさんがツイートしていたあの美人のお茶!印象的。そして隣はパイナップルのアイスかな?メレンゲやクリームと組み合わせながら、るんるんしてくる。アイスの下から白いかたまりが顔を出す。ゼリーでもなくけっこうかたい。口に入れると、これは杏仁豆腐?わたしの好きな杏仁霜がしっかり香るの!楽しい!そしてさっぱりしたゼリーがまわりで囃し立てる。小さなスイカちゃんもいる!その下にはオレンジ色のソース、ん、パッションフルーツだ!わたしの大好きなパッションちゃん!え、srecetteさんわたしの好物知ってるの?って気持ち。そして『種は食べられます』って書いてあったの、パッションの種じゃん!なるほど〜スイカの種は食べられないから、種風のチョコとかにするのかと思ったら、別の果物の種だなんて、一本とられた!って気持ち。夏のわいわいする楽しさを感じながら、Piègeちゃんは別れ際に悲しくならない子だなぁと思う。楽しかった!って元気がでる。

そして食べ終えるころ、パフェ評論家・斧屋さんを発見。ここで遭遇するのはもう3回目だ。
srecetteさんがパフェを作り終えたタイミングで席を立つ。帰り際にごちそうさまを言ったら、srecetteさんから「いつもありがとうございます」だって!覚えてもらえてるの?!ドキドキする。ほんとうは感想を伝えたいのに、srecetteさんを前にすると言葉が出ず、頭を下げるだけになる。ドキドキするパフェの中身がお腹に入ってしまっても、そこにいるsrecetteさんはパフェの化身みたいで、恋心が胸を打つ。

帰り道、あの子のことを思い出す。パフェは上から食べるけれど、作るのは下から。ずっとsrecetteさんの魔法の手を見ていたから、思い出すときは下から何が入っていたかが浮かぶ。ちょっと作り手に近づいたみたいで嬉しい。

Piègeちゃんは楽しい子。srecetteさんのパフェと別れた後は、もう会えないなんてと悲しくなることが多いけれど、今日は楽しい思い出が胸いっぱいでるんるんしている。

今年の夏もパッションフルーツを食べるとき、Piègeちゃんを思い出していました。

インターネットの海に恋文を入れた瓶を投げるように、

これまでに投稿したブログは公開するつもりで書いたものではなかった。文字にすると取りこぼしてしまうものもあるけれど、
改めて読むとあの時の自分の気持ちがすぐに思い出せる。心が動いたときに残すことばは躍動感があるなぁ。
SNSに書けばすぐにご本人に届くのだろうけど、これは私の記録なのでそっとここに。

インターネットの海に恋文を入れた瓶を投げるように、旅をしていつか届きますように…

↓初恋の『Mintopia』

ペッシュメルバの鼓動 #srecette

Écumeなペッシュメルバ』 雲南紅茶』2022.7.18


srecetteさんのカフェ営業2022summerに行った。

https://note.com/srecette/n/n8e9317698dbf


夢のようだったけれど、思い出すと高鳴る胸の鼓動が現実だったと教えてくれる。

豪徳寺のお店に足を運ぶのは、昨年末の写真展以来になる。そう、この場所でsrecetteさんの作品を口にするのは今日が初めてだ。

カウンター席に座る。こんなにsrecetteさんと近いなんて!緊張と嬉しさでドキドキする。間近で見るsrecetteさんの手は職人さんの手をしているなと思う。すべての動きを見ていたいけれど、視線を送りすぎるのも失礼かと思い改めて空間を見渡してみる。カーブが美しい木の椅子はカウンターにピッタリだ。天井も大好きな色。お手洗い前のカーテンには写真がプリントされている、もしかしてsrecetteさんが撮った写真だろうか

テーブルの上のカトラリー、お冷のグラス、美しいカップ・ソーサーにポット、どれもこの空間にピッタリなものが用意されている。おススメしてもらった雲南紅茶を一口いただく。思いがけず甘く、まろやかな口当たりに驚く。他のお客様のアイスミルクティーや青ゆずソーダフロートも美しく美味しそうだなぁと横目に見る。

お茶を味わいながら、スマホのカメラだけ起動させ背筋を伸ばして待っていると、とうとう

Écumeなペッシュメルバ』が目の前に。わぁ、綺麗ー!!と声を上げるのは心の中だけにしてその御姿を1枚写真におさめ、スプーンを手に取る。アールグレイソルベを一口。好き!そう、私はsrecetteさんが作るお茶のアイスが大好きなんだ!という気持ちが身体じゅうを駆け巡る。そして緊張しながら桃にナイフを入れる。じゅわっ。

ラズベリーソースの鮮やかな赤とクレームシャンティの白の対比にハッとする。ピーチメルバはキュートなイメージだったけれど、これは妖艶な大人の気配がする。美しくコンポートされた半玉分の桃に、あなたは世界一幸せな桃ですねと話しかける。アイス、ソース、クリーム、どれと一緒に口に入れても素晴らしい。さらに雲南紅茶を合わせると、最初に飲んだときよりも蜜のような甘さが増して感じられ、あれ私は今何を飲んだんだ?と驚くペアリングだった。溶けていくアイスクリームまで美しく、時間をかけて向き合う。底から光を放っているような器とその上で溶け合うもの、いつの間にか違う世界に引き込まれているような気がした。席に着いたときより鼓動が強くなっている。ドキドキして口から心臓が出そうになるなんていつぶりだろうか。

ずっとこの世界にいたい、でも口から出そうな心臓を収められそうになく、早めにお会計をする。srecetteさんを目の前にして、とても美味しかったですとかやっと来られて嬉しいですとか言えたらよかったけれど、その時はありがとうございますと頭を下げるしかできなかった。この感情を伝えるのに言葉だけでは全く足りないのだ。美味しいものを食べたというのは野暮すぎる。食体験には留まらない、五感を総動員してsrecetteさんの舞台に上がらせてもらう体験だった。

帰り道、目を潤ませながら豪徳寺の商店街を歩いた。私はどこにいるんだろう、さっきまでいた場所は天国だったの?今日はもう泡だけたべて眠りにつきたい。



écume はフランス語でという意味を持つそうです。

こんなに感情を揺さぶられるのは久しぶりで、結局この夜は眠ることができませんでした。

#srecette

予定のない休日がプリンで輝いた #srecette

今日は予定のない休日。何も決めずに眠りにつき、二度寝してそろそろ起きようかと思った頃、スマホを開くとsrecetteさんのツイート通知が。(私はスマホの通知を全てオフにしている。srecetteさんのツイートを例外に)


「あります。プリン。今日。」
え?寝ぼけ眼がたちまち開く。「なんかプリン食べたいなぁ」って、2日に1回は思っているほど私はプリン好きなのだ。わたしのための文章かと思った。これは行くしかない。今日が予定のない休日でよかった。オフといえど、すっぴんメガネでは行けない。だって私はsrecetteさんに恋する乙女だから。起き上がってすぐ出かける支度をする。お化粧して、デートっぽい服装を選ぶ。浮き足だって家をでる。歩きながら、「メタファーのプリンくださいメタファーのプリンくださいメタファーのプリンください」口にだして呪文を唱える練習をする。
世界一好きなパフェを作るsrecetteさんのプリンだなんて…!Métaphoreを食べながらプリンを見つけたときの高揚感を思いだしていた。このプリンすごく好き!って思ったことも。
渋谷へ着き、ついにfabcafeの扉をひらく。レジには4人ほど並んでいて、皆順々に呪文を唱えていた。私の番。「メタファーのプリンはありますか。」どきどきした!srecetteさんのマカロンもお願いした。案内されたのは、特等席のハイテーブル!
パフェの日ではないのにカウンターにsrecetteさんがいるのが不思議な感じ。周りのお客さんがみんなプリンを食べていてとってもいい景色だった。先に運ばれてきたピスタチオマカロンさんをかじってみる。ん!ピスタチオの香りが濃い!恋?おいしい!起き抜けの胃が糖分で満たされるしあわせ。
目の前でつくられるプリンさんは、丸い型で抜かれていく…クリームを泡立てる音も心地よく聞こえる。そして、なんと、srecetteさんがテーブルへ運んでくださる。心の中ではアイドルを目の前にしたような黄色い歓声が。写真にそのお姿を納め、いざ、スプーンを手に。これが!メタファーの!プリンさん!!
まずはプリンから。むちっとした好きな感触!カラメルが苦めなのも好き!クリームは洋酒が効いていてすてき!洋梨のソルベはなんて香り高いの!それにソルベとカラメルがこんなに合うなんて思っていなかった!プリンはかなりの数を食べ歩いた自負があるが、メタファーのプリンさん、あなたがとっても好みです。とってもタイプでもう結婚したい!結婚したら私は何になれるかな…カラメル?クリーム?なんて考えているうちに全て胃の中に。夢心地で、ごちそうさまでしたと言ってfabcafeを出る。
何の予定もない休日が、こんなに満たされるなんて。うれしい。とってもうれしい。
そしてこのお話は、明日お土産にいただいたチョコメレンゲを食べるまで続くのだろう。なんてすてきな仕掛け。
メタファーのプリンさん、あなたに会えてよかった。ありがとうございました。
こうして私はこれからもsrecetteさんに恋をし続けるんだろうな。好き。
予定のない休日がプリンで輝いて、心が高揚した勢いあまって初めてブログをつくりました。f:id:parfaitmania:20201220193345j:plain